福岡県 Y・S先生
西洋医学の臨床に携わってきたが本当にこれで良いのだろうかと数年前から思うようになった。木を見て森を見ず対症療法を繰り返しているだけなのではないか。自分の専門領域の疾患・症状と他科のそれとが関連し合っているように感じる。不定愁訴として取り扱われているものも実は検査で確認できないような微妙な変化が患者さんの体の中で起きているのではないか?その答えを探すうちに茂木先生の診断・治療法を知った。
そして臨床見学の日。茂木先生の診察は無駄なく一定のリズムで進んでいく。患者さんが座った時点ですでに先生は全てを把握されているように感じた。私には患者さんの体の変化が分かるように思える時もあれば、そうでない時もあった。自分自身の感覚が磨かれていなければ、先生の診療にはついていけないことを思い知らされた。
私の専門科のいくつかの疾患についてその原因を先生が説明して下さった。目からウロコで驚いたが、「確かにそうかも」と納得できる症例が思い浮かんできた。
あっという間に時間が過ぎ後ろ髪を引かれながら帰途についた。「どこに行っても原因不明と言われる」。と様々な症状を捉えながら病院通いに忙しい患者さん達の顔が浮かんでくる。私に修得できる資格があるのかどうかわからないが茂木先生の手技についてもっと深く知りたい。
茂木先生、治療院の皆様、見学を快く受け入れて下さり本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。